CARNAVAL DE VENICE- for A Solitary Basoonist 〜ひとりぽっちのバスーニストのためのヴェニスの謝肉祭〜/中川良平

無伴奏バスーンのためのヴェニスの謝肉祭短縮版。

『ヴェニスの謝肉祭』には、FluteとTrumpetのためのものの２つがあり、「管楽器をやらない人」にも広く昔から愛され続けています。
この本の「素」はFlute版で、伴奏なしのBassoon１本だけでも楽しめるように「短縮して調理」してみました。毎回のレッスンに、イントロダクションから１ページずつセンセイに見てもらって行けば「12回のワン・シリーズ」が出来上がります。

レッスンが月に１回とすると１年間で出来上がり。各回のレッスンは必ず暗譜でと約束して始めれば、１年後には「誰も知らない変な楽器の変な曲ばかり」ではなくて「皆も知っている曲」のレパートリーも出来上がり、パーティや結婚式でも大ヒットというチャンスが広がるはずです。
ただし、その際には「イントロダクション+テーマ+ヴァリエーションは自分の選んだ１つだけ」にしておくとよいでしょう。演奏を成功させる秘訣。それはお客さんから「もっともっとアンコール!!」と言われながらステージを去ること。
すなわち、なるべく早く終わったほうが良いからです。